第3回 部分的にリペアする方法

第3回では、部分的にリペアする方法をお伝えします。

 

(1)クリーニング

(2)サンドペーパーやヤスリによる傷の除去

(3)脱脂&プライマー(密着剤)

(4)ウレタン系塗料による部分塗装(サフェーサーとシルバー塗装)

(5)部分的もしくは全体にクリヤー塗装


傷がきれいに消え、一般の方が見ても分からない仕上りになります。

使用する塗料もウレタン系のため、塗装としても問題ありません。

しかし、足付けなどの重要な下地工程を省いているため、塗装が剥がれる可能性が高くなります。

塗料は足付けでできた細かい傷に食付いて密着するようにできているため、表面に張り付いただけの状態です。


なお、施工で主に時間がかかるのは下地工程であり、塗装は短時間で完了します。

そのため、『短時間で施工』⇒『短納期(当日施工)』⇒『低価格』となります。

見た目にはきれいに修理されますが、「ホイールの塗装は剥がれる。」というイメージは、この施工方法が主な原因であると推測できます。

ホイールはブレーキの影響で高温になる事が多く、使用環境が厳しいパーツのため塗装にかかる負荷も多くなります。

当店に持ち込まれる塗装が剥がれたホイールも、足付けの痕が全く無い場合がほとんどです。

この場合も、再びリペアする場合に結果として高くつく可能性が高い方法です。

下地工程を確認する事は、『失敗しない”ホイールリペア”選び』では重要になります。


【メリット】
・やや低価格
・短納期(当日施工など)
・きれいに直る

 

【デメリット】
・塗装が剥がれやすい
・剥がれた場合、全体を剥離しなくてはいけないため結果として高くなる


「安く・早く・きれいに直す」という点では良いですが、塗装が剥がれる危険性は高い施工です。

足付けした塗装に比べると、(1)の工程のみのため塗装の美しさが劣ります。

 

【第4回】は全体的にリペアする方法をお伝えします。